楽器紹介(金管&打楽器)

しますいでは8パートにわかれた楽器ごとのまとまりあります。

それぞれのパートの楽器の特徴を順に紹介していきます。

 

トランペット

 「トランペット」という名前は、貝殻の一種を表すギリシャ語から来ているという説があります。古代文明の時代には、青銅や銀を使ったラッパが作られており、古くからある楽器です。

 天空の城ラピュタのパズーもトランペットを吹いていたり、音楽バンドにも用いられていたり、とても身近な楽器ではないでしょうか。

 トランペットは、3つのピストンと呼ばれる部分を押したり、唇を振動させたりして音を変えます。

 金管楽器の代表的楽器で、耀きのある明るい音が出ます。リズミカルな音の動きから、華やかなファンファーレ、ジャズ、ポップス、クラシックなどジャンルを問わず大活躍な楽器です。

ホルン

 ホルンのルーツは、ほら貝や羊や牛の角でできた角笛です。遠くまで響く特性を利用して、合図を送るのにつかわれていました。

 管が丸く巻かれた面白い形をしていて、よくその見た目をカタツムリに例えられています。音域も金管楽器の中では最高で、4オクターブの広さを誇ります。

 音色は柔らかく、ほかの楽器と良く溶け合うことから、曲の中では、和音を担当することも多いです。

 吹奏楽だけでなく、オーケストラでも欠かせない重要な楽器です。

トロンボーン

 11世紀頃、イスラムの方から、真っ直ぐなトランペット「ナフィール」がヨーロッパに伝わりました。それがS字の形に曲げられるようになったのがトロンボーンのさきがけではないかといわれています。

 ほかの金管楽器とは異なり、ピストンではなくスライドで滑らかに音程を変えることができるので、それを生かした特徴ある演奏ができます。

 音色は男の人の声に最も近いといわれていて、尚且つ表現力がとても豊かな中低音域を得意とする楽器です。

 オーケストラや吹奏楽、ジャズ、ポップスなど様々な場面で活躍します。

Bassパート(ユーフォニアム・チューバ・コントラバス)

左:コントラバス 右上:ユーフォニアム 右下:チューバ
左:コントラバス 右上:ユーフォニアム 右下:チューバ

 しますいでは、ユーフォニアム、チューバ、コントラバスの3つの楽器の奏者を合わせてBassパートとしています。

 

ユーフォニアム:最近では「響けユーフォニアム」というアニメもあり、知名度が上がっている中低音域の音を出す楽器です。チューバの一回り小さい楽器とよく例えられています。柔らかな音を出し、ふくよかで豊かな音色でハーモニーを支えます。美しい楽器の音色が人気の楽器です。

 

チューバ:金管楽器の中では、最も低い音域を受け持つ楽器です。チューバの祖先は、諸説ありますが、蛇のような形をした「セルバン」ではないかといわれています。ふくよかでしっかりした音で、曲の中ではハーモニーを支える役割を担っています。

 

コントラバス:こちらは、金管楽器ではなく弦楽器です。バイオリンと比べると撫肩で大きいが、弓の長さは短いです。チューバと同じく最も低い音域を持っています。弓を使うだけでなく、ピッチカートと呼ばれる指で弦をはじく奏法も使われます。

打楽器

打楽器にはいろいろな種類があります。

ドラムや、ティンパニー、バスドラムなどの膜を叩いて音を鳴らす膜鳴楽器、

シロフォンや鉄琴などの鍵盤楽器、

カスタネット、ウッドブロック、シンバル、ウィンドチャイムなどの体鳴楽器、

サンバホイッスルやスライドホイッスルなどの息を吹いて鳴らす気鳴楽器、

また特殊楽器としてハンマーやチャイムを使うなどたくさんの種類の楽器を演奏します。


使用写真は、PhotoAC様のフリー画像をお借りしました。