しますいでは8パートにわかれた楽器ごとのまとまりあります。
それぞれのパートの楽器の特徴を順に紹介していきます。
フルート、オーボエ、ファゴットの3つの木管楽器を合わせて、しますいでは通称:FOFパート
と呼んでいます。
フルート:かつてフルートは「フラウト・トラヴェルソ」という名前で呼ばれていました。その意味は「横向きの笛」
金属製が種類ですが、19世紀までは木製で、その名残りで現在でも木管楽器に分類されます。鳥のさえずりのように軽やかで透き通った音が特徴で、ソロでも合奏でも大活躍の楽器です。
オーボエ:黒い管に銀色のキーがついていて、見た目はクラリネットが大きくなった感じですが、クラリネットとは異なりマウスピースがなく、二枚のリードと呼ばれる板を振動させて音を出します。
音をコントロールすることが大変で、木管楽器の中でも演奏が難しいと言われています。しかし、ほかの管楽器と違って、吹く息が余り気味になるため、体の小さな人でもハンデキャップにはなりません。オーケストラでも大活躍の楽器です。
ファゴット:オーボエと同じくダブルリードの木管楽器です。ファゴットという名前の由来は、フランス語で「束ねられた2つの木」を表すファゴッテに由来すると言われています。その名の通り、長い管を2つ折りにした形に特徴があります。深く響く低音から甘いメロディまで、自由自在な表現をします。
「クラリネット壊しちゃった」という童謡は、ご存知の方も多いのではないでしょうか。“リード“と呼ばれる薄い板状のパーツを息で振動させることで音を出しています。音は、“トーンホール“という穴をふさぐことで変えます。
クラリネットには、「E♭(エス)クラリネット」「アルトクラリネット」「B♭(べー)クラリネット」「バスクラリネット」などの種類があります。一般的に吹奏楽でクラリネットというとB♭クラリネットを指します。バスクラリネットは低音楽器として吹奏楽を支える重要な役割を担います。エスクラリネットやアルトクラリネットが使用される曲もあります。
クラリネットは、ふくよかで、木の温かみのある音が特徴的です。連複などの細かい指と音の動きも得意ですが、メロディラインもたくさん担当します。まさに吹奏楽の”かなめ”の楽器です!
サックスは、正式には「サクソフォーン」といいます。これは、1840年頃、ベルギー人のアドルフ・サックスがパリで発明したことに由来します。木管と金管の橋渡しをするような楽器として作られました。本体は金属製、そこにクラリネットと同じようなリードとマウスピースを付けられたこの楽器は、金管と木管の中間のような音色を持ちました。
吹奏楽では、主にアルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスが用いられています。それぞれ、中~高音域、中低音域、低音域を担当します。合唱のアルト、テノール、バスを思い浮かべてもらうとわかりやすいのではないでしょうか。
サックスは、吹奏楽ではもちろん、ジャズでも大活躍の楽器です。